2014年 実施内容

2014年で9回目となるウィンターサーカスは、「ウィンターサーカス 2014 vol.9 ~冬の芸術~」として、全7会場で実施します。

資料

開催箇所


旭川 西神楽『夢民村直売カフェMuu(ムー)』会場

JR旭川駅から車で25分 会場まで13km

「The Peak(安藤英樹(建築設計))」
そうだ、僕らはあの高みをめざそう。
旭川に住む僕らは、そして旭川を訪れた人々はみんな、ときに、幸運にも晴天に恵まれると、先住民たちが「神々が遊ぶ庭」と呼んだ、あの大雪山連峰の姿を望むことができる。
冬の朝には、旭を背に、頂の雪を白くたなびかせ、雄々しく悠然と佇む孤高の姿に心を奪われる。
夏の夕暮れには、優美な紫のグラデーションに包まれ、畑仕事やドライブ中の人も、思わずその姿に見惚れてしまう。
僕らはこの街のどこにいても、たとえその姿が見えなくても、あの「山」の存在を意識している。
反対に、僕らがこの街のどこにいても、「山」は僕らのことを見ている。

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東神楽 ふれあい交流館会場

JR旭川駅から車で19分 会場まで8km

「 [ 素ことば] ストーリーin 東神楽- 漢字を感じて、あなたの物語に。雪と氷の参加型ランドアート-(星素子(言葉アーティスト))」
「素ことば」(コンセプチュアルアート/視覚4字詩)は、縦・横・斜め…自由に漢字を感じる言葉のアート。2013年は美瑛で空をみる装置「空は穴かんむり」インスタレーションのほかワークショップ、型をもちいた雪遊びなど、地域の人たちとの交流や地域の漢字収集をベースに制作滞在を行い『美瑛の素ことば』をつくり作品に映像を投影しました。そして2014年「東神楽」で第2章がはじまります。今回は「本」がモチーフ。東神楽の漢字収集や氷をつかった参加型の文字制作などコミュニケーションを通して『東神楽の素ことば』を紡ぎだし、参加者のみなさんと新たなページ(物語)をつくりたいと思います。

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美瑛 雪あそび会場

JR美瑛駅から車で1分 会場まで150m

「YUKI-TAMA-GO(冨田真未)」
こんにちは。雪の球です。
二年前に同じ場所でお会いしました。
また ここにきました。どうもありがとう。

戻ってくる時に、少し、着陸を失敗して、どすん、と埋まっちゃいました。

いつもない場所に忽然と現れる 雪のかたまり。
どこからが地でどこからが作った形なのかわからない のが 雪。
そこがいい。
でも ここに在るのは
空からの雪が 人間の手を借りて
くっついてくっついて
できた幸せな形です。
なんでこの形なんでしょうね。

雪の形は日々刻々と形を変えます。
想像できない形を その地の環境に順応して 作り出してくれます。
雪でできる形は限りなく、雪の魅力も限りなく、でも 雪に触れられるときは
そんなに多くありません。特別なひとときと思えば、今が特別です。
今を楽しく。今を遊ぶ。
YUKI-TAMA-GO の広場は Happy×Party! です。 きっと。

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上富良野 深山峠会場

JR上富良野駅から車で13分 会場まで7km

「ぽん ぽん ぽん(工藤みゆき(デザイナー))」
雪山から、ぽん。雪原から、ぽん。
まぁるい膨らみがぽん、ぽん、ぽん。
じっと見ていると、いろんなおしりに見えてくる。
大きかったり、小さかったり、
時には大小連なって、ぽん、ぽん、ぽん。
雪の中に、慌てて隠れたようで、なんだかおもしろい。

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上富良野 見晴台公園会場

JR上富良野駅から車で1分 会場まで800m

「雲にのって(長澤裕子(彫刻家))」
ひとりづつのぼってみる.
空にぽっかりと浮かぶ雲。
一つ一つの雲は形を変え、ゆっくりと、時には速く動いてゆく。
動いているのか止まっているのかさえ感じられない時もある。
雪を降らせ、雨を降らせ、日陰を作る雲。
そんな雲の上にのってみたら何が見えるんだろう。
そんなことを想像しながら。

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占冠 星野リゾート トマム アイスビレッジ会場

JRトマム駅から車で5分 会場まで2km
※会場まではトマムのバス移動

「Love is best(冨田哲司)」
モチーフは日常的なレースペーパー等を使っています。
何気ないささいなものごとが見出される瞬間にアートが生まれます。
明確にアートたるものが世界にあるのではなく
おそらく全てのものごとがアートになりうる可能性を秘めています。

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道央自動車道 砂川サービスエリア(札幌方向)

札幌ICから車で60分 会場まで77km

「けものみちをキープするプロジェクト(熊澤桂子(ガラス造形作家))」
砂川SAに立ち寄った人々が私のデザインした『けものみち』の上をひたすら歩くことによって、そのラインの雪にだけ重力が加わります。
その結果、雪が溶ける速度に変化が表れるのではないか?という実験的プロジェクトです。

今回はあえて雪を使って何かを作るのではなく、人々の動線をデザインし、その歩みによって作品が作られていく仕組みになっています。

是非、歩いてみてください。

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